企業理念の物語
1. 人を大切にします。

弊社企業理念の1に「人を大切にします」とあります。
これは、弊社創業者が設立してまだ間もない時の出来事がきっかけで決められた理念です。
ある給料日の出来事です。事務所でまだ幼い創業者の長女が遊んでいました。その時金庫の ダイヤルを回してしまった。いつも鍵で開け閉めをしていたので、ダイヤルの番号はしっかりメモしていなかった。いくらダイヤルを回してみても開かず、仕方なく業者を呼び金庫が空いたのは既に 社員が帰宅してしまった後でした。そこから母と二人で給与を袋にいれ届けに回ると、社員からは明日で良かったのにと。

会社物語

しかし創業者は働いてもらっているのに大切な給与を一日でも遅らせる事は失礼だとの思いで必死で配って回った。ある家庭には12時を回ってしまったところもあるが、社員からは多く共感され、これをきっかけに「人を大切にします」を理念の一番に挙げ経営する事を誓った。

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2. より良い商品を作ります。

昭和40年後半のオイルショックが日本を襲った時、原油は高騰し日本経済へ大きな打撃を与えた。
当時の西山では製造工程で出た水分を含んだ油を廃油として捨てていた。

 この廃油を燃料に活用できないかの発想から、創業者は、社員2名をアメリカのロサンゼルスへ技術研修させ、その実現に挑戦させた。

当時としては、海外への出張はごくまれで、費用も掛かることであったが、お客様に満足して頂けるより良い商品を創るため、新規技術テーマの研究をする取り組みとしてのスタートであった。

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研修後、数おおくの困難な課題をクリアーし、この2名の技術者が開発中心となり自社開発商品の第一号である「公害防止用の油水混合燃料装置」と「油-水混合燃料供給装置」を完成し、市場に投入した。

お客様と同じ目線に立ち、市場のニーズに合致したこの商品は西山の物づくりの礎となった。まさに時代を先取りした商品作りであった。用途利便性の創造はこの思想を西山の物づくりに継承され企業理念の「より良い商品を作ります」につながっている。

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3. 社会に貢献します。

西山が創業時は、社員の確保が難しく、創業者の親類及び社員の家族などを募集していた。
また社員が創業者の家で共に生活するなど、まさに家族的な雰囲気でのスタートであった。
事業の拡大に伴い、地元の学校より採用を開始し社員数を増していった。この中には、母親 が以前社員だった新入社員もいた。
面接のとき、第一声が「母の勧めで入社試験を受けにきました」
この時の面接担当者はなんと母親と同じ職場で共に働いた経験があり、旧姓を聞いて思い出した。
このように地元に密着した雇用こそが、地域への恩返しと考え創業者は地域の出身者を多数採用、ともに会社の規模を拡大していった。
社員及びその家族を大切に考え、地域の雇用を通じて、「社会に貢献します」を行った。

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