弊社は、液体を「冷やす」「温める」「蒸す」技術を中心とした製品開発のプロフェッショナルとして、これまでに水以外の液体用ディスペンサー、冷凍サイクルユニット、スチーマー、ホットショーケースなど、数多くの温度制御機器をODM/OEMで開発してまいりました。
インバーター冷凍サイクル、コンデンシングユニット、代替フロン(R1234yf)への対応など、環境負荷低減にも積極的に取り組んでおります。

機器の構造では湯タンク内フロート廃止や静電容量センサーの採用により、より高精度な液面制御を実現しています。飲料の吐出温度を自由に設定できる機能や、冷水・温水の混合比率の計算制御など、用途に応じた細やかな温度管理も可能です。ディスペンサーにおける初杯温度の安定化にも対応しており、品質の高い飲料提供をサポートします。

自社内には、プレス板金加工部門、電子基板製造部門を備え、さらに機構・制御・ソフトウェア・回路設計まで一貫して対応できる体制を整えております。製品の開発から量産体制の構築まで、ワンストップでサービスを提供させていただきます。
特殊な水回路設計とプログラム設計にも対応可能で、抽出温度の低下を防ぐための機構設計も実績がございます。インバーター機能を用いたコンプレッサーモーターの制御により、省エネと高効率の両立を実現しています。
飲料水経路の衛生管理にも注力しており、冷水・温水経路における雑菌の増殖を抑制する設計を行っております。高粘度の食材や固形物・粉末物の抽出技術も保有しており、幅広い食品用途に対応可能です。
キャニスターを活用した粉末飲料の抽出や、アイスバンクを利用した冷却方式もご提供可能です。抽出の吐出量のばらつきを抑えるための制御技術も導入しております。

また、ODM/OEM開発だけでなく、ファブレスメーカーの製造パートナーとしても、多くの実績がございます。豊富な開発経験を活かし、生産はもちろんのこと、設計・開発段階からのご相談も承っております。
たとえば、飲料用機器の開発においては、抽出温度の維持や安定供給を実現するための各種制御技術も評価をいただいております。
試作段階からの迅速なフィードバック体制により、お客様の開発スピードを加速させます。
海外対応を見据えた多電圧・多周波数設計も実績があります。
HACCP対応設計や、食品衛生法に準拠した部材選定も可能です。 ユーザーインターフェースにおいては、タッチパネルやLED表示などのカスタマイズも柔軟に対応可能です。

新規製品開発をお考えの企業様、スタートアップ企業様、まずはお気軽にご相談ください。確かな技術力と充実した生産体制で、お客様の製品開発をトータルにサポートいたします。

一貫生産主義によるOEM/OEM支援

設計部門

お客様の仕様やご要望をもとに設計し、最適なご提案を行います。当社にはデザイン部門があり、クライアントのニーズに応じたプロダクトデザインの提供も可能です。

部品製造部門(金属加工)

部品製造グループでは、人材育成による技術向上を図りつつ、先進設備を導入しています。プレス加工・溶接加工・深絞り加工を基軸に、単品からユニット・モジュール品まで幅広く対応可能です。

電子製造部門(エレクトロニクス)

電子製造グループでは、PCB ASSY、リード線加工、配線に対応し、少量多品種から量産まで柔軟に対応可能な生産体制を強化しています。

組立(ユニット・モジュール)

部品・電子製造の金属加工品やエレクトロニクス組立を一貫生産で対応し、ユニット・モジュールとして高品質な製品を実現、ご提案いたします。

これまでの開発実績例

冷水機系

規格品として豊富にラインナップを揃えた冷水機に加え、ODMでの開発相談にも対応しております。また、冷水機だけでなく、冷温両対応のウォーターサーバーの開発も可能です。

事例1:天然水BIBウォーターサーバー
事例2:水素水サーバー

コーヒマシン系

弊社が開発したエスプレッソマシンは、コーヒーだけでなく緑茶やほうじ茶のエスプレッソ抽出も可能な多機能モデルです。また、エスプレッソだけでなく水出しコーヒーマシンの開発実績もございます。

事例1:水出しコーヒーマシン

スチーマー系

弊社では液体だけでなく、蒸気の温度調整が必要な機械の開発も可能です。弁当の加温など、電子レンジよりも高品質な温め方を実現する用途にも対応いたします。

事例1:スチーマー
事例2:スチーマー60型

ウォーマー系

ホットショーケースは、弊社が長年の実績を持つ商品群であり、安定した品質でお客様にご提供しております。

事例1:ホットショーケース
事例2:フードウォーマー
事例3:小型フードウォーマー

ディスペンサー系

弊社のディスペンサーは水だけでなく、さまざまな液体に対応可能です。ジュースをはじめ、抹茶やみそ汁などの提供にも対応した開発実績がございます。

事例1:みそ汁ディスペンサー
事例2:ジュースディスペンサー
事例3:業務用ビールサーバー

冷凍機ユニット系

温度制御は0℃以下にも対応可能で、インバーター方式によりコンプレッサーの精密な温度管理を実現しています。病院や福祉施設での配膳車用として幅広く活躍しています。

事例1:カスタム冷凍機ユニット
事例2:汎用コンデンシングユニット

ODM/OEMの流れ

ご注文までの流れ

お問い合わせ

仕様が未定でもまずはお気軽にお問い合わせください。

ヒアリング・打ち合わせ

お客様の要求仕様や構想を伺い、対応可能な内容について打ち合わせを行います。

開発商品の検討

打ち合わせ内容を基に、開発商品の仕様や課題を検討し、最適なご提案を行います。

概略見積り作成

決定した仕様を基に概算見積りを作成し、費用の目安をご提示します。

各契約書類の作成

秘密保持契約書や取引契約書など必要書類を作成し、取り交わします。

ご注文後の流れ

手作り0次試作機

開発製品の仕様を再確認しながら部材を手配し、手作りの0次試作機を作成します。完成後に動作確認を行い、金型試作機の準備を進めます。

金型試作機

0次試作機と仕様を基に金型設計を進め、金型試作機を作成します。評価試験を経て量産仕様を確定します。

量産

台数に応じてラインを編成し、品質管理を整え量産を開始します。初出荷後も市場のフィードバックを基にサポートを行います。